カシミアについて、どこでクリーニングが可能であるかを解説します。
カシミアとは、カシミアヤギというヤギさんから抽出した体毛を編み込むことで人間が着る衣服の線意味したものなので、実は、ウールのクリーニングを専門としているクリーニング会社であれば、大抵の会社がクリーニングをしてくれます。
ですが、個人のお店では、なぜかクリーニングをしてもらえないことも多く、なぜカシミアが個人のお店ではクリーニングをしたくない素材であるかについて解説をしていきますので個人のクリーニング店が嫌がる理由についてできるだけわかりやすく記載をしていきます。
理由が分かってしまえば、納得していただけると思いますので、納得していただければ幸いです。
カシミヤをクリーニングするのにオススメのクリーニング店
カシミアのクリーニングにお勧めのクリーニング店は、Hanakoyaさんです。
カシミア素材は高級な繊維でカシミアヤギという上質な体毛が取れるヤギさんからでしか作ることができない繊維です。
この繊維の特徴は、ドライクリーニングを行えば、綺麗になるという点ですが、ドライクリーニングを繰り返すとだんだんと体毛の柔らかさが失われぱさぱさになる点です。
この問題は、髪の毛を乾燥する際、ドライヤーを多用すると髪の毛が痛むのと同じでカシミアには、ある一定の周期であえてウェットクリーニングを行わないといけないのです。
ですが、ウェットクリーニングを行うと今度は、水分を含みすぎてぶよぶよになり、柔らかさこそ出るんですが、水分を含みすぎた体毛になるがゆえバランスが難しいのです。
なので、カシミアという素材は、高級素材のクリーニングを専門としているクリーニング店でしかあまり進んでクリーニングを行わないのです。
Hanakoyaさんはそんな高級素材を多用した衣服のメンテナンスを行う企業なので、クリーニングに関する能力が高く、実店舗でもインターネットからの申し込みによるネット宅配クリーニングにも対応しています。
Hanakoyaさんの実店舗は、石川県というエリアにおいてのみで、該当しないエリアの方は、インターネットの宅配クリーニングになります。
カシミヤクリーニングすると料金はいくらかかる?
カシミアのクリーニング代ですが、最も安価であるネクシーという業者であれば、マフラーは660円程度で、一番高いHanakoyaさんであれば、4,000円になります。
なぜ、こんなに開きがあるかですが、これは技術料というものが異なります。
ネクシーさんの場合、Hanakoyaさんと同じクリーニング作業を行ってもらうと、1,430円程度の追加料金が発生し、他にも作業を追加するとこれも追加料金となります。
そのため、Hanakoyaさんの4,000円という価格と代替同じになってしまうという問題が生まれるのがネクシーさんです。
カシミアのクリーニングにおいて、何の技術もプラスせずにクリーニングをしてもらった場合安価な価格でクリーニングを終えるのですが、これをしてしまうとカシミアの毛の繊維が急激に劣化するので、オプションという形でカシミアの毛を保護しないといけないのです。
Hanakoyaさんは初めから、4,000円という値段で、カシミアの繊維の保護も考えているためお高いんですが、カシミア繊維を傷めることなくメンテナンスをしてもらえるのです。
なので、おそらくクリーニング代としては最も高額になるコートなんかもHanakoyaさんでは、8,000円を超えてしまいます。
ですがその分、絶対と言ってよいほどカシミアの繊維を保護するためのクリーニングを行いますので、カシミアがクリーニングから帰ってきて劣化しているということはないと言えます。
カシミヤのクリーニングは自宅でもできるの?
カシミヤのクリーニングは自宅でもできるのか、ですが、結論を言いますと自宅でクリーニングが可能です。
ただし、カシミアは熱に弱いので、汚れを落とす場合、ウール用の洗剤でぬるま湯で洗う必要性があります。
逆に水で洗った場合、ウール用の洗剤が反応せず、うまく汚れを落とすことができないという問題が起こり、温度が高すぎると、今度はカシミアの繊維がつぶれるので注意が必要です。
カシミアで重要なポイントは、洗剤で洗った後で油分を補給することです。
これを怠ると、カシミアは羊の毛がぱさぱさになり柔軟性を完全に失います。
こうなりますと、カシミアの利点である柔らかさとふわっとした感触の2つが無くなってしまいますので注意しましょう。
使用する柔軟剤ですが、人間が使用しているリンスを使用して手で塗り込み、水でリンスを洗い流すという方法できれいにしていくとよいでしょう。
なお、洗濯機を使用してもよいかですが、洗濯機は、洗う際のねじれるパワーが強すぎるので、手洗いが望ましいです。
手洗いであれば、ねじり洗いやモミ洗いにおいてものすごく優しく力を加えて丁寧に洗うことが可能なので、手洗いで洗うことを推奨します。
絶対にやってはいけないことについては、力強く洗うことです。
力を込めるとカシミアの繊維が千切れたり伸びたりしますので絶対に力を入れずに優しくモミ洗いをして汚れを排出させるように気を付けて洗います。
桶に水を張り、ウール用の洗剤を入れて洗う、そして仕上げにリンスの様な油分で整える、これだけを覚えておけばよいでしょう。
まとめ
カシミアは、とてもデリケートな素材で高級な素材なので、故人のクリーニング店は、責任というものを考えた場合、お断りをすることが多いのです。
逆に企業で高級素材を専門としているショップの場合、自分の専門分野なのでお高いクリーニング代金を徴収可能だということからクリーニングを引き受けてくれるわけです。
無論、自分でクリーニングをすることも可能なのがカシミアで、大事に大事にやさしく桶に水を張り、ウール用の洗剤で洗浄しつつ、仕上げにリンスを使用してメンテナンスをするということも可能なので、あえて自分でお手入れをするというのも一つの手段になります。