コインランドリーで靴を洗濯すると傷む?メリットとデメリットを紹介

コインランドリーにて靴を洗濯する場合、痛むかどうかについて解説します。

コインランドリーで靴を洗濯するメリットは、乾燥機能がありますのでウィルス関連においては殺菌消毒が可能な上、自宅から持ち込んだ洗剤を利用すれば実は除菌も可能で、除菌をしてから完全に乾燥をすれば、菌の発生を極限まで抑えることができます。

ただ、コインランドリーはデメリットも存在していまして、一度にたくさんの靴を洗うなどをしないと恩恵を受けることが難しく、かつ、コインランドリーはパワーをセーブして物体を洗うことを苦手としていますので、布生地などの靴においては、力が強すぎるという問題が生まれやすいです。

今回はなぜ、コインランドリーの洗濯機で靴を洗うと痛むかについても解説をいたします。

スニーカーをコインランドリーで洗うと痛む?

コインランドリーでスニーカーを洗うと痛むかという問題ですが、痛む場合もあれば痛まない場合もあります。

スニーカーは、素材自体が布の者もあれば、水洗いに強い合成繊維もあり、合成繊維の中には、55度程度までの温度であれば耐えることができ、熱による劣化が起きない素材もあります。

こうした合成繊維であれば、スニーカーを直接コインランドリーの洗濯槽の中に放り込んで最終的に乾燥作業を行ってもスニーカー自体が痛むことはないです。

問題は、スニーカーが熱に弱く、かつ繊維であり繊維の結合が弱い物、例えば、布生地のようなものである場合、靴と靴がドラムの中でぶつかる際、布を傷めてしまう可能性があります。

つまり、靴を2足入れてスニーカーを洗うわけですあから、靴と靴がぶつかると痛むということです。

なので、スニーカーなどは、実はブラシで一つずつ丁寧にやさしく障る感じで水洗いをしたほうが案外ときれいに洗うことができ、かつ素材を傷めることもないです。

全自動式の洗濯機でスニーカーを洗う利点は、手作業で歯ブラシのようなブラシでゆっくりと泡を立てて洗うことよりも簡単であるだけで、実際には洗濯機内で靴同士がぶつかることで傷がついてしまい、痛んでしまうのです。

スニーカーが痛むのが嫌だという場合、手洗いにて布の繊維を丁寧に水洗いして汚れを落とすか、ブラシを使用して優しくこすり洗いをするしか、痛むという状況を回避することは難しいのです。

革靴を洗濯したい!コインランドリーで洗える?

革靴を洗濯したい、コインランドリーで革靴って洗えるの?という問題ですが、絶対に革靴はコインランドリーで水洗いをしてはいけません。

その理由は、革靴は様々な方向からぶつかるように洗うと痛んでしまい、表面の皮が剥がれ落ちることが多いのです。

革靴は手作業で手水洗いをするのが望ましく、スポンジを使用して中性洗剤で汚れを落としてください。

アルカリ性洗剤を使用した場合、革の油分が完全に抜け落ちてひび割れの原因になり、酸性の洗剤を使用した場合は、酸の影響で皮の表面が侵食され変色する上、手荒れの原因になるので絶対に中性の洗剤を使用します。

なお手洗いの場合、絶対に革靴が乾燥してから、ミンクオイルなどを塗り、革の表面を保護することです。

これを怠るとカビの原因と、革の表面のひび割れが起きます。

時間を短縮して手っ取り早く洗いたいのであれば、コインランドリーを使用しても問題ないんですが、おそらく金属が皮にぶつかることで傷が入りまくるので傷だらけの革靴を履きたいのであればコインランドリーで時短をするというのも方法です。

無論、傷だらけになっても革靴の場合、ミンクオイルを塗り革を柔らかくしていくと傷をごまかすことができるので、メンテナンスでごまかすだけの腕前があるのであれば、革靴をコインランドリーで洗うのも一つの手段でしょう。

コインランドリーで靴を洗うことによるメリットとデメリット

コインランドリーで靴を洗うことによるメリットは、手間と時短で、デメリットは、素材を傷めることです。

時短については、手洗いにて革靴なり、スニーカーなりを洗う際、手間と時間がかからないというだけで洗濯機が自動で洗ってくれるので待っているだけでよいというだけがメリットです。

反面にデメリットの方が実は大きく、傷だらけになる、熱で素材が小さくなり靴のサイズが大きく変わるなどを考えた場合、メリットである手間の短縮と時短は意味をなさなくなります。

つまり、履くことができなくなった靴に対してメリットがあるかとなれば、メリットはないですし、商品としての魅力も無くなるので靴が小さくなるというデメリットを回避するために手洗いで時間をかけてでも靴を洗った方が良いということです。

これが、靴自体がゴム繊維だったりしたら、乱雑に洗ってもゴムが千切れない限り時短と手間を回避できますが、すべての繊維がゴムという靴は稀なので、絶対にデメリットである靴が縮むことと、靴の素材が痛んで穴が開くということを考えた場合、手作業で自ら意をするのが一番安全です。

なお、手洗いのメリットは何も素材を傷めないことだけではなく、汚れている部分にピンポイントで汚れを落とすことができる点、乾燥の時間を短縮するためにすべてを水洗いせずに部分的に水洗いをするということが許されている点です。

つまり、手洗いの水洗いは洗う側が自由に洗うべき場所を指定して洗うことができるうえ、洗剤の量も手作業で調整できるので洗剤の付け過ぎを回避することもできるわけです。

まとめ

コインランドリーで靴を洗うことはデメリットのほうが多いです。

特に革靴なんかは、革の表面が剥がれるという問題になりやすく、コインランドリーの洗濯機のドラムの金属が皮を剥ぎ取ってしまうことがあるので、出来れば手洗いが一番です。

ただ、手洗いは時間が必要な点、洗剤の量を自分で細かく調整しないと効果を示さないなどの問題があり、自分の手が汚れてしまうという問題もあり、強い洗剤を使用するとなれば、手の油を分解するためてあれの現認になります。

こうした問題は一応手袋を使用すれば回避できるので、回避策を講じて手洗いをするとよいでしょう。