色移りの落し方で重要なポイントですが、引っ付いて汚れであると確認できる色が酸性であるか、アルカリ性のいずれであるかを判断することが重要なポイントになります。
色移りは、実は、引っ付いたカラーリングである顔料が酸性であるかアルカリなのかで分離が可能なのです。
引っ付いている物体は、酸性であれば、アルカリをぶつけると中和され、結合が緩みます。
この結合のゆるみが引っ付いた色移りを分離する現象になるので、オキシクリーンだったり,キッチンハイターなんかで取り除くことができるのです。
クリーニングの達人の方は、見ただけ色移りの原因を特定し対処できるというわけです。
洗濯の色移りはクリーニングで落とせるか、オキシクリーンやキッチンハイターではどうかを検証していきます。
洗濯の色移りの落とし方!オキシクリーンで検証
オキシクリーンは弱アルカリ性という特性を持ち、色移りの大抵の原因である酸性の物質を中和して色移りの色の結合を弱めて汚れを落とそうという商品です。
この商品の特徴は、あえて強アルカリ性という手に付着しただけで手の油を分解して手荒れの原因になり得る脂の分解力を持たない点です。
そのうえで、酸素が入り込んで汚れを浮き上がらせて結合を取り去るという特徴があるので、弱アルカリでも、強い酸性の物質が色移りしても取り除くことが可能です。
オキシクリーンで色移りの落とし方はオキシクリーンを溶かしたぬるま湯につけるだけです。
ポイントは、ぬるま湯である点です。
40度から60度のぬるま湯が一番オキシクリーンの弱アルカリ性の効果と酸素が発生して汚れを浮き上がらせるので、その温度のお湯で溶いたオキシクリーンの液体の中に色移りがある部位を付けておくとよいでしょう。
なお、付け過ぎても色落ちするという特性が限りなく少ないので、最大で6時間程度までであれば漬け込むことが可能なんです。
また、付着した色移りの原因である色がアルカリ性の場合、まったく効果を示しません。
酸性の溶液を使用して対処する必要があるので、必ずしも、すべての色移りに対応できるわけではありません。
洗濯の色移りの落とし方!キッチンハイターで検証
キッチンハイターとは、塩素系の漂白剤で、アルカリ性の溶液です。
この液体の特徴は、ものすごく強力なアルカリ溶液である点です。
なので、超短時間で酸性の色移りを分解して取り除くことが可能となっています。
反面に、強力すぎるアルカリ性の液体なので目に対しては刺激になるうえ、目に入った場合、眼球をやられてしまいますので扱いに注意が必要です。
手に付着した場合にも、手の油をすべて分解し、肌荒れの原因になるのでとても扱いが難しいです。
キッチンハイターでの色移りの落とし方は、色移りした部位に対して、キッチンハイターをしみこませて色移りを取り去るというのが方法になります。
キッチンハイターはどちらかというと漂白で、色を白くする効果が主なので、短時間でも色が抜け落ちます。
20分程度の超短時間で色が移っている場所に対して、キッチンハイターを原液のままか薄めて使用して、色移りをシミ上がらせて即座に洗浄して洗い流すを繰り返して手早い処理で色移りを取り除くしかないでしょう。
また、あえて洗濯機で丸洗いしてキッチンハイターを洗剤代わりに使用して洗濯するという方法で全体的に色抜きをして色移りを分解するという方法もあります。
ですが、この方法の場合、だんだんと衣服の色が薄くなっていくのであまり望ましい方法だと言えません。
キッチンハイターは、即効性が高く、色移りをその場で分解して洗い流すことでその部位をきれいにできる点がありますが反面に、処理が遅いとだんだんと衣服から色が抜けてしまうという欠点があります。
洗濯の色移りはクリーニングで落とせるか
洗濯の色移りはクリーニングで落とせるかですが、クリーニング店の場合、色染めとか、色抜きという方法で色落ちを落とします。
色染めについては、元々の衣服に合った色になるように顔料を使用して染め上げるということを行い、色移りを消し去るという方法です。
色抜きについては、一つ一つ丁寧に色が移っている場所の色を抜き取り、元々の色が抜け落ちない程度に色を抜いていきます。
この技術は熟練したクリーニング事業者の従業員の方が可能な技術です。
簡単に説明しますと、自動車のボディーのカラーリングと同じで、自動車は、実は、ボディの表面を数ミクロン単位で削れば、師たちに塗装した塗料が浮き出るので、表面を薄く削ればカラーリングを変えることなくボディーをきれいに整えることができます。
しかし、大きくボディの表面を削ると下地の塗料まで完全に剥がれてしまうのでこうなりますと塗り直しになるわけです。
この自動車の原理と同じことをクリーニング店は行っており、下地を完全に破壊しない程度に色移りを取り除けば、下地の色が鮮やかに出てkるうのでクリーニングで選択の色移りだけを取り除くことができるというわけです。
ただ、この色移りを取り除く作業については、クリーニング店の従業員の方の腕前がすべてです。
必ずしも、下地を傷つけずにクリーニングに成功するかは未知数になり失敗する可能性もあれば、普通にきれいな状態になってクリーニングを終える衣服もあり、クリーニング店の腕前次第であるとしか言えません。
まとめ
選択の色移りについては、大抵の選択の色移りが酸性であるがゆえ、アルカリ性の洗剤につけて中和して色移りを中和しようという考えが多いです。
なので、付着している色がアルカリ性の場合、残念ながら、酸性の液体を使用しないと色は落ちません。
一番無難なのがクリーニング店で色移りのクリーニングをしてもらうというのが良いんですが、すべての色移りに対してクリーニング店が対応しきれるというわけではないのが注意すべく点です。
完全に色移りが取り除けない場合も多々あります。