「せっかく良い香りの柔軟剤を見つけたのに、いざ洗濯して干してみると全然匂わない!」
そんながっかりした経験をされた方も多いのではないでしょうか?
理由が分からず、柔軟剤の匂いを出す為に規定量より多くの入れてみたりした方もいるのではないでしょうか?
実は洗濯して干すと柔軟剤の匂いがしなくなる事には理由があったんです。
洗濯して干した後に柔軟剤が匂わなくなる原因を知って対策をすれば、もう「柔軟剤が匂わなくてがっかり!」なんて経験をしてしまう事はなくなるのではないでしょうか?
ここでは洗濯しても柔軟剤が匂わない原因と香りだしにの対策についてご紹介します。
原因と対策を知って洗濯して干した時の柔軟剤の良い香りを楽しみましょう!
洗濯機にかけても柔軟剤が匂わない原因
洗濯機にかけても柔軟剤が匂わない一番の原因は、柔軟剤を入れるタイミングに問題があるという事です。
洗濯機には縦型であったとしても、全自動式であったとしてもどちらにも柔軟剤を入れるための「投入口」がついています。
柔軟剤の香りを残すためには最も良いのは「手動」で入れる事で、そのタイミングは2回目の注水の後です。
2回目の注水の後に一時停止して、柔軟剤を投入、手もみをしてからつけ置きする事によって柔軟剤の香りを残す事が出来るのです。
柔軟剤の香りが残らない原因は他にもあります。
1つ目が脱水のしすぎです。
これは脱水時間を短くする事で対策をする事が出来ます。
2つ目は乾燥機にかける事です。
乾燥機にかけると柔軟剤の匂いが残らない原因となるので、洗濯物は乾燥機にかけるよりも自然に干していた方が良いのです。
3つ目は洗濯ネットに洗濯物を入れすぎているという事です。
洗濯物を洗濯ネットに入れすぎてしまうと、汚れが落ちにくくなったり、柔軟剤の匂いが付きにくくなります。
また、柔軟剤の匂いが残らないからといって柔軟剤を規定量を超えて投入するのもあまりよくありません。
なぜなら、柔軟剤を入れ過ぎる事によって柔軟剤の効果が薄れたり、シミになってしまう可能性もあるからです。
縦型洗濯機に入れても柔軟剤が匂わない時の対策
縦型洗濯機のメリットは洗浄力が高いことです。
なぜ洗浄力が高いかというと、たっぷりの水を使って撹拌して洗剤を泡立たせながら洗濯物を「こすり洗い」するためで、泥汚れなども落としやすいのが特徴です。
しかし、その一方で、節水性に劣り、こすり洗いをするため衣類が絡みやすく、ドラム式に比べて傷みやすい事がデメリットだと言えます。
縦型洗濯機を使用するご家庭では、節水の為にお風呂の残り湯を使用する方も多いではないかと思われます。
しかし、お風呂の残り湯で洗濯物をすると、残り湯の嫌な匂いが洗濯物にうつってしまう事があるのです。
せっかく洗濯しても洗濯物から柔軟剤の香りではなく、嫌な匂いがするなんて避けたいですよね。
この対策としては最低限すすぎは真水で行なった方が良いでしょう。
すすぎは真水で行い、2回目の注水の時に柔軟剤を投入し、手もみ洗いとつけ置きをする事で洗濯して乾いた後の洗濯物に柔軟剤の香りを残す事が出来ます。
縦型洗濯機の場合はドラム式洗濯機と違い上部が空いている為、手もみ、つけ置き洗いしやすいですね。
手もみ洗いが面倒という方でも、縦型洗濯機は元々撹拌して洗うため、柔軟剤を直接投入すれば手もみと同じ効果が期待出来ます。
全自動洗濯機に入れても柔軟剤が匂わない時の対策
ドラム式洗濯機で洗濯した時に柔軟剤が匂いが残らない原因として挙げられるのが乾燥機にかける事です。
全自動のドラム式洗濯機の場合は、洗濯が終わったらそのまま乾燥機にかけるという方が多いと思います。
ドラム式洗濯機の乾燥機は、ヒーターで温められた空気をドラム内で攪拌しながら乾燥させます。
洗濯物を温風で乾かすと、柔軟剤の香り成分がふわふわと抜けてしまい、乾いた頃にはすっかり消えてしまいます。
香りをしっかり残したいときには、乾燥機を使用せず、自然乾燥で乾かした方が香りが残ります。
しかし、「やっぱり全自動で乾燥まで行いたい 」そんなときにおすすめなのが「柔軟剤ビーズ」や「柔軟剤シート」を通常の柔軟剤と併用する事です。
「 柔軟剤ビーズ」は洗濯機に洗剤と柔軟剤を入れた後、洗濯機に直接投入し、そのまま洗濯するだけです。
「柔軟剤シート」は、洗濯物のシワや静電気を防ぐためのシート状の柔軟剤です。
この柔軟剤シートを洗濯物の一番の上にセットして乾燥するだけで、ふわふわの仕上がりになるのはもちろん、柔軟剤シートの香りもしっかり残ります。
乾燥機をどうしても使いたいときにはこれらの香り付け専用の柔軟剤を活用してみてはどうでしょうか?
まとめ
柔軟剤を入れても匂わない原因と対策についてご紹介しました。
- 柔軟剤を投入するタイミングは2回目の注水時に柔軟剤を投入する。
- 脱水のしすぎをしない、短時間の脱水にする。
- 乾燥機にかけず自然乾燥にする。
- 洗濯ネットに洗濯物を入れ過ぎない。
以上を意識するだけで、洗濯物を干して乾燥させた後、柔軟剤の香りを残す事が出来ます。
また、忙しいなどの理由で乾燥機を使用する場合でも柔軟剤ビーズや柔軟剤シートを通常の柔軟剤と併用する事でも香りを残す事も出来ます。
今後洗濯をする際の参考にされてみてはいかがでしょうか?