染み抜きはセスキで落とせる?家具についた血の染みを落とす方法

染み抜きにセスキの炭酸ソーダなどを使用すれば無事に染み抜きができるかどうかについて解説をします。

実は、染みを抜く場合、炭酸ソーダとかアルカリ溶液の物体を使用するのですが、中にはシミを抜き取ることができない場合もあります。

ここではなぜ、シミが落ちるのかと何故シミが落ちないのかを解説していきます。

なので、この家具の場合、シミを落とすことはできるが、これはダメというものもわかりやすく解説をしていきますので最後まで見ていただければ幸いです。

なお、これは、絶対に無理だという製品については、どういった繊維とか材質であるがゆえダメなのかということを解説していきますのでご自宅にある家具によっては本当に逆効果になりますので注意してセスキを扱いましょう。

ソファについた血液の染み抜きをセスキで落とす方法

ソファについた血液の染み抜きについてですが、基本、タオルにセスキの炭酸ソーダを含ませて、ソファの血液が付着している場所を叩くようにしてタオル側に血液の汚れを移すような感じで作業するのが良いです。

しかし、ソファの場合注意してほしい点があります。

ソファの材質が布系の生地ではない場合、普通にセスキの炭酸ソーダをかけて素早く噴き上げるという方法のほうが効果があります。

布系のソファの場合、内部にセスキが浸透して炭酸のパワーで汚れが浮かぶのですが、革製のソファの場合、革の表面にコーティングが施されているため、実はコーティングを手早くセスキの炭酸ソーダでぬぐい取れば、血液は簡単にとれるのです。

革製のソファの場合、コーティングをはがしてしまうので、次に血液とか、ジュースなどをこぼした場合、革の内部にジュースとか血液が吸収されてしまうので再度コーティングを行う必要が生まれます。

よって、革の場合、まずセスキの炭酸ソーダで素早く汚れをぬぐい取るように落とし、ぬぐい取れたら、再度コーティングを行います。

コーティングに使用するものは、ミンクオイルというオイルなどのほか、レザー用コーティング剤というものがあります。

これを使用すれば、ソファの汚れを落とすために剥ぎ落したコーティングを再度自分でコーティングすることが可能です。

絶対にソファは革製の場合再度コーティングを自分で行うことが重要でこれをサボりますと残念ながら、2度目に何かをこぼすというやらかしを仕出かした場合、取り返しがつかないくらい革の内部にこぼしたものが吸収されるので注意です。

布団についた血液の染み抜きをセスキで落とす方法

布団についた血液のシミをセスキで落とす方法ですが、まずタオルにセスキをしみこませて血液が付着した部分を叩きながら血液をタオルに移すことです。

大抵はこれである程度血液のシミがタオルに移るのですが、まだ血液のシミが完全に映りきらない場合、漂白という方法のほか、除光液で血液の汚れを分解するという方法もあります。

ただ、注意してほしい点は、除光液とか漂白剤を使用する場合、布団は必ずと言ってよいほど色落ちしてしまいます。

カラーリングが色落ちしない布団の場合、除光液とか、漂白剤を使用するという方法はとても有効なんですが、色落ちする物の場合、あまり望ましい方法ではないです。

そうなりますと、酵素系漂白剤を使用してさらにセスキの炭酸ソーダのパワーを高めるという方法があるんですが、これは本当に最終手段で、酵素系の漂白剤を扱う際には絶対に手袋などをしてから漂白行為を行います。

この方法は、簡単に言いますとセスキの炭酸ソーダと家庭用の酵素系の漂白剤を混ぜてタオルでふき取るという方法です。

この方法の利点は、セスキが持つ汚れを浮き上がらせるという効果をさらに高めるのですが、もともと強いアルカリ性のセスキソーダがさらにアルカリ性に傾くので絶対に使用するに際して手袋をしましょう。

そして強アルカリ溶液は、臭いも強くなるので十分に換気をしてセスキの炭酸ソーダと酵素系の漂白剤を合体させて洗剤として使用し汚れを落とすようにしましょう。

血液の染み抜きはセスキで完全に落とせるか検証

血液のシミはセスキで落とすことができるかどうかですが、完全に内部に入り込んだ血液の汚れというものは、セスキだけの力では、血液を分解できないため、完全に染み抜きができるわけではありません。

また、ソファとか木材という家具はかなり厄介な存在で、木材の場合、コーティングが剥がれるという事態に陥るため、セスキ自体がNGである場合も多いです。

強いアルカリの洗剤とかアルカリの洗剤でお手入れをしないでくださいという具合に木材の家具に対しては血液が付着した場合、染み抜きをしないでくれという文言すらあります。

よってセスキで汚れを落とすことが可能な物は、染み抜きをしようとしている物がコーティングが機能しているか布である必要があります。

プラスチックについては、血液自体が内部に侵入しませんのでアルカリ性のセスキを使用する意味はないです。

むしろ、プラスチックはアルカリ溶液を嫌い、アルカリ性の液体をかけると劣化するという問題が起きます。

プラスチックに付着した汚れについては、中性の洗剤とかプレクサスというプラスチックの汚れを取る専用のクリーナーを使用するのが望ましいです。

プラスチック専用クリーナーであれば、どんな汚れを落とすに際してもプラスチックを侵食することなく汚れを落とすことができますので、血液だろうと付着したペンキだろうと落そうと思えばプラスチックを傷めることなくきれいに汚れと言えるものを落とすことができます。

まとめ

血液のシミについては、セスキで落とすことが可能なんですが、セスキは血液を浮かび上がらせるパワー自体はそれほどないです。

汚れを浮かび上がらせる場合、炭酸ソーダというものをセスキに加えたものでないとうまく血液が浮かび上がりません。

そして、セスキは、内部に深く血液がしみ込んでしまったものについてはそれほど高い効果を示しません。

なので、シミを完全に抜き去る場合、セスキに酵素系の漂白剤をプラスするという荒業を使用しないとならず、この方法は革製品の場合、変色するという問題がありますので、革製品のソファの場合、使用することができないテクニックになります。